[業務連絡] ブログ移転のお知らせ
以前から考えていたのですが、本ブログを移転させることにしました。新しいリンク先は、
http://capricious-summer.blogspot.com
です。心機一転、更新頻度を上げてゆこうと思います。今後ともなにとぞよろしくお願い致します。なお、このサイトはこれまで通り残しておきます。
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意外に思われるかもしれませんが、実は煙草を完全にやめてからもう一週間が経ちます。煙草をやめようと思った動機はたくさんあり過ぎてここに全部を書くことはできない上に書こうとも思わないのですが、間違いなく言えるのはこちらでの煙草代の高さと喫煙者に対する酷い扱いにうんざりしてしまったこと、それから健康が心配になってきた――ということがあります。
ご存じの方も多いかと思いますが、イギリスでの煙草代はものすごく高いです。例えば、マルボロ20本入りやゴールデン・ヴァージニアの25グラム入り(日本で売られている重さの半分!)が6ポンド45ペンスくらいします(店舗によって多少の差はありますが)。ポンド安とは言え、現在の日本での煙草代の2倍はかかります。また、ここでは公共の施設の内部で煙草を吸うことが法律上許されていません。どういうことかと言えば、レストランであれパブであれ喫茶店であれ、煙草を吸いたければどうぞご自由に外へ出て行って下さいませ、ということです。寒さはチェコやポーランドほどではないとは言え、真冬に外へ出されてしまうというのははっきり言って正気の沙汰とは思えません。そんなこんなで、このようないやな思いをしてまでも吸い続ける価値が果たして煙草にあるのか、と思うようになりました。また、喫煙者を貶めることに血道を上げるだけの、それこそではないのですが二足歩行と言語の使用の双方をただちに止めるべき存在である嫌煙家をまともに相手にするのにも、いいかげん疲れました。
そんなこんなで、故・アレン・カー Allen Carr の『禁煙セラピー』の原書(Allen Carr's Easy Way to Stop Smoking)をこちらの書店で入手し、あえてしっかり「洗脳」されることにしました。これまた意外に思われるかもしれませんが、これまでに禁煙を試みては挫折するというサイクルを10回以上繰り返して来ました。ですが、今回は今までの禁煙とは違って確実に煙草と絶縁できそうです。もちろん、最初の3、4日間は地獄でした。ニコチンの離脱症状もそれなりに激しかったです。いわゆるチェーンスモーカーに比べると一日に吸う本数は圧倒的に少なかったとは言え(一日に巻くのは5、6本程度でした。多い日でも10本は巻きませんでした。しかも、巻く際にはかなりの細身にしていました。なので、一日に摂取していたニコチンの量は、おそらくは両切りのピース5、6本をゆっくりと根本近くまで吸った際に体内に入る量とあまり変わらなかったか、あるいはもっと少なかったかと思います)、一本一本に心を込めてゆっくりと味わって吸っていたために、心理的な依存がそれなりにできていたからなのかもしれません。それはともかく、煙草をやめてからしばらくは、猛烈な眠気が昼間から襲って来たために研究活動にまったく集中できず、いつも通っている図書館ではひたすら居眠りばかりしておりました。また、猛烈に口さびしくなったり、のどがものすごく乾いたりしました。さらに、ほとんど毎晩煙草の夢を見たりもしました。どういう夢かと言いますと、単にわたしが夢の中で煙草を大量に吸っていたというだけではなく、夢で吸う空気に煙草の味、あるいは愛喫していたゴールデン・ヴァージニアやケンタッキー・バードの煙から立ち上ってくる甘い匂いが付いている、ということさえあったのです。
こういうことがあったために、先週は心身の状態が今一つ良くなかったのですが、今週に入ってからは煙草無しの生活がだんだん普通に思えるようになって来ました。これまたよく言われることながら、匂いや食べものの味に敏感になりました。あと、すぐに眠くなるためか、夜更しもしなくなりました。嗅覚が敏感になった結果、街中からしてくる安い紙巻煙草の悪臭や、この手の安物の中毒になっている人の口臭の酷さに以前にもまして敏感になりました。
「煙草のにおい」について、ここで一言。煙草を一度も吸ったことがない人や煙草にまつわる文化的な事象にまったく関心を抱こうともしない嫌煙家には、強く主張しておきたいことが一つあります。世間一般で言われる「タバコ臭さ」の原因は、紙巻煙草で用いられている葉と巻紙の質の悪さが原因です。質の良い手巻煙草や葉巻、それからパイプ煙草の葉が燃えた際の匂いは、非常に良いものです。とりわけ、ドイツやデンマークなどの会社が販売しているパイプ煙草の銘柄の多くは、煙草の葉への着香に凝っていたりするわけです。また、手巻煙草用に売られている、Rizla や OCB あるいは ZigZag といった質の良い巻紙を使えば、燃焼の際にも悪臭はしません(市販の紙巻煙草をバラし、果物の皮やウィスキーのしずくをしみ込ませたティッシュペーパーといっしょに小瓶に一晩放り込んで少し湿気させた葉を先述した巻紙で巻き直して吸い直してみただけでも、紙巻煙草特有のあの臭いがかなり緩和されます。手巻煙草の葉を切らせた際には、両切りのピースやロングピースを自販機で買ってこういうことをしておりました)。もちろん、煙草から立ちのぼってくる副流煙の匂いの良し悪しと喫煙者そして副流煙を吸わされる人たちの健康とはまったくの別問題ですし、吸っている当人の口臭とも別物です。あと、近現代の世界各地における文化と嗜癖との関係については、真剣な考察の対象とされるべきことでしょう。どうかこうした問題をまぜこぜになさらぬよう、切にお願いします。
閑話休題。ニコチン無しの生活にだんだん慣れて来たとは言え、猛烈に煙草が吸いたくなる瞬間が毎日やって来ます。そうした際には、お茶やコーヒーを一口飲んでエアギターならぬ「エアタバコ」をやるようにしています。早い話が、煙草を吸う時の一連の仕草をしながら深呼吸をするだけのことです。はたから見るとバカ丸出しではありますが、これだけで喫煙への誘惑が断ち切れます。ちなみに、香水を身に纏った際にエアタバコをやると、とても気持ち良くなれます。銘柄にもよりますが、あまりの香りの良さに恍惚とした気分を味わえます。禁煙で苦しんでいらっしゃる方で、香水が大好きという方には、香水付きエアタバコをお勧めする次第です。
「禁煙日記」は、これからも続きます。
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ずいぶんご無沙汰しておりますが、何とかこちらで生きております。最近は複数のペーパーの準備やらセミナー組織やらでリーチがかかっているためか、夜型生活に近付きつつあります。正直、英語でアカデミックな内容の文章を書くのは、わたしには大変です。冠詞と述語動詞の時制、それから名詞の数や前置詞句の長さの調節で難儀しない日はありません。
別の見方をすれば、夜行虫になりかけているということは、わたしもようやくこちらでの生活に慣れて来た――ということなのかもしれません。また、悪評芬芬たるイギリスの食べ物に対しても、いつの間にか不平不満をこぼさなくなってしまいました。コレッジの食堂では、こちらのものをしっかり食べております(ですが、食べる量はしっかり調節しておりますので、ご心配なく。少なくとも体型は維持しております)。まあ、慣れて来たというのは我ながら結構なことと考えているのですが、やはりここも腐ってもヨーロッパです。下手に夜型に突入してしまうと店にも行けなくなってしまうので、日常生活に支障が出てしまいます。なので、これ以上夜更しをしないよう気を付けるようにします。
それはそうと、受入先のコレッジのウェブサイトにわたしのプロフィールが顔写真付きで晒されております。ちょっとすました顔を作ってみたつもりだったのですが、ある人からはちゃんと食べろと忠告されてしまいました(ちなみに、あの写真は日本の実家で撮ったものです。しっかり食べていたために服が着れなくなっていた頃のものです。美容院で髪を切っていただいた日に、セットの仕方を忘れないようにしようと撮ってもらったものです。トホホです)。何がともあれ、お暇な折にでもご笑覧下さいませ。
それでは、良い週末を!
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滞在一週間目にしてようやく部屋を確保できました。コレッジからバスで10分くらいのところの閑静な住宅街にある小じんまりとフラットです。最初は安い目の部屋を探していたのですが、そうした部屋の大半はきわめて不潔だったり(一番酷かったのは、雨漏りがする上に、そこら中に住人たちの下着が転がっているような物件でした。住人たちの人となりがよく分かりそうな感じだったので、速攻で断りました。他の住人の目に触れる公共の空間に下着をほったらかすという輩は、正直恐怖の対象です。それがたとえラ・ペルラやリズ・シャルメルあるいはシバリスなどの目の玉が飛び出んばかりに高価で瀟洒なものであってもです!)、日が当たらないような部屋だったり、またとても狭い上に階段が急な部屋だったりしました。清潔でそれなりの広さがあった物件もあったのですが、そうした物件は悪いことにいずれも地下室でした。いずれの地下室も湿気が多い上にかび臭かったです。というわけで、この手の安い目の物件はすべて断りました(具体的な額は書きませんが、日本円にするとそれでも結構な値段がしました。びっくりしました。まさにボッタクリです)。また、業者に紹介してもらったこの手の部屋の具体的な客層についても訊ねてみました。すると、学部生が大半とのことでした。うるさい上に非常識な学部生とシェアをするという可能性もきわめて高いので、やめておきました。こちらでは、まだ誰かが入居している部屋を本人の留守中、あるいはまだ入居している人が立ち会いのもとでありのままの姿を見せてもらうというスタイルが多かったです。なので、部屋の乱れ具合や価格層と客層の年齢層とライフスタイルとの相関関係がよく分かりました。若い女の子が借りている部屋の凄惨なまでの散らかり具合というのも、どうやら世界共通のようです。正直、見ていて吐きそうになりました。こちらの博士課程の学生さんたちの話を聞いていると、牛津の学部生の中には騒がしい奴が多いのは当然として――まあ、このへんのことはどの国の学部生についてもいっしょでしょう――、信じられないことに大麻はおろか LSD はてはコカインをキメるようなトンデモない輩も少なからずいるとのことです(煙草などホント可愛いですよね……)。そんなわけで、学部生とシェアをする可能性が高そうな安い目の物件は精神衛生を守るためにも避けることにしました。
結局、希望する物件の価格帯を少しずつ高くしていって、日本風に言えばワンルームのアパートのような感じのフラットを借りることにしました。ただし、日本のワンルームとは違って、ユニットバスなどはありません。家賃は正直高いのですが、大学では研究室をもらえないという事情を考えると、勉強に没頭すること「も」できる心地良い空間で時間を過ごせるようにするということは大事なことだと思います。聞くところによると、この町はイギリスの中でも一、二を争うくらいの高級住宅地らしく、業者さんに部屋を10ほど見せてもらって分かったのは東京や大阪の同レヴェルの物件よりもかなり高い――ということでした。財布の問題もあるので、さすがに風呂にはあり付けないということになってしまいました。というわけで、次は風呂があるところに住んでいる人と昵懇の仲にならねばなりません(笑)。やはり日本でずっと育って来た者からすると、風呂に長時間漬かれないというのは実に寂しいです。毎日日本食じゃなければいやだ――ということは全然ないのですが……。
そうそう、食べ物と言えば「イギリス料理」という例の問題に触れざるを得なくなってしまいます。ですが、怨嗟の言葉が延々と続くことが目に見えているので、あえて触れないことにします。イギリスの料理についてただ一言触れておくと、ミートパイとサンドウィッチ、トーストや紅茶や茶菓子、あと忘れてはいけませんがビールやウィスキー、そしてそれ以上に絶対に忘れてはいけませんが移民(もしくはその子弟)が経営している料理屋で出される料理は安いところでも非常にうまいです。ですが、それ以外の料理について触れることはやめておきましょう。考えれば考えるほど腹が立つだけです。アングロ・サクソンの味覚など、絶対に信じてはいけません。
まあ、何がともあれ、これでやっと研究者としての仕事にぼちぼち取りかかれます。最初の一週間はひたすら部屋探しと大学での諸々の手続きに明け暮れたので、正直なところ自分がいったい何者だったのかを忘れてしまいそうでした。部屋の契約を済ませた日に、コレッジのユーラシア・センターにある図書室の司書の方と大笑いしながらそんな話をしていました。
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30時間の長旅の末に牛津に着きました。とりあえず最初の一週間はコレッジの近くにあるゲストハウスに逗留して部屋探しやら各種手続きをする必要があります。明日からいろいろと泣かされますよ、ええ。10年前のブルノでの経験が生きてくれることと思います。でも、カフカのような話にはならないかと思います。カフカの代わりにイギリスということでディケンズのような話になってもかなわんのですが、まあなるようになるでしょう (´Д`)y−┛~~~ 牛津行きに合わせてデジカメも買いました。写真に撮られることも撮ることも厳しく禁止してきたのですが、いい加減解禁しようかなと思った次第です。というわけで、そのうち写真をどこかにアップロードしてゆこうと思います。まあ、下手糞の極みかと思いますが、笑ってやって下さい。
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標記の通りであります。参院選の1週間後に離日することに相成りました。予算の都合上南回りで行くことになったので、大英帝国の某所で受入担当の先生とスタッフの方々にご挨拶をするのにほぼ24時間かかるものと思われます。漢もすなる南回りと洒落込んで、わたしもほぼ10年ぶりに再挑戦してみます。今はひたすら体力を維持することに気を配っています。
ちなみに、ちょっとした雑文を某所のサイトに掲載していただきました。お暇な折にでもご笑覧下さい。一人だけうだつの上がらないパンクロッカーのような恰好をして暑苦しい文章を書き散らしております。まあ、研究対象が当人の研究の性格をかなりのところまで規定するというところもあるでしょうから(場の空気をまったく読んでいませんね。まあ、読む気などさらさらないのですが)、ある意味仕方が無いのかもしれません。そうは言っても、今後はクールで分かりやすい上に短い文章も書けるよう努力せねばなりません。
そうそう、意外かもしれませんが、実は英語圏の国へ赴くのは今回がまったくの初めてです。最初の二週間くらいは言葉で氏にそうな思いをするでしょうが、たぶん来月あたりには余裕のよっちゃんいかモードもしくは所詮ネイティヴ・スピーカーではないししゃーないわーという「諦めモード」のどちらかに陥っていることでしょう。まあ、母語でさえも言葉にはたいがい不自由するクチなので、言葉に苦しみ悶えることになるのは致し方ないかとも思っております。溜息が出ますけど……。
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本来なら日曜の夕方に切っていただくはずだったのですが、夏風邪を引いてしまったのであらためて予約を取り直して今朝切っていただきました。おかげさまで、すっきりしました。例によって切っていただきながら『美Story』を楽しく読んどりますた(あの雑誌を本屋で買うには、かなりの勇気が要ります。エロ本を買う方が気楽そうです)。連載をされている某氏の顔色が良くなっておりましたし、髪もボブにされておりますた。なんでも、氏は何かの手術を受けたとかで、以前拝見した写真でのやつれ具合や顔色が異様だった訳です。それにしても、切っていただいた日にはまるで別人のようです。非常に腕の良い方ですが、某国へ逝くことになったのでしばらくは通えなくなってしまいます。某国に同業者仲間がいらっしゃるかどうかを訊ねてみましたが、残念ながらいないとのことでした。ということは、またまた一から美容院探しですよ、セニョール……。
それはそうと実はもう眠くてたまらんのですが、ここは気合いを入れてどこかで写真を撮ってもらおうかしら。
追記: やはり寝床でごろごろしているうちに熟睡してしまっておりました。半日寝ていました。おかげさまですっきりしました。
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標記の通りです。某国のビザが貼られたパスポートその他一式を奪還して参りました。実は、週末に高熱を出してへたっていたために、今日は完全な病み上がりという状態でした。そんな状態にあるにもかかわらず猛暑の中を猛ダッシュしたので、今は少しへたっております。またぶり返さないよう気を付けます。というわけで、住居の確保と航空券の予約その他という関門が待っております。住居の確保に関しては、目下かなり苦戦しております。幸い、いろいろな方々に助けていただいております。そうした方々には、いくら感謝してもし足りないくらいです。
あ、そうそう、原稿の締切もありましたね。決して忘れておりませんので、精一杯頑張ります。締切よりも早くお出ししますので、今少しお待ち下さいませ。 > 関係者各位
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というわけで、昨日、某国の出先機関へビザの申請をして参りました。昔、中央ヨーロッパの某国にはさんざんな目に遭わされたという経験があったために申請前にはお腹をやたらと下していたのですが(昔からお腹が弱いのです。癌になるとすれば消化器系統の癌でしょうね)、今回の某国の場合はすんなりと済みました。あとはただ待つだけです。
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こんにちは、大阪府内のある町で左大臣先生と久方振りにあるバーで飲んでいた際に店の方にグラッパやらマールやらを所望せずにはおれなかった偽ロシア人アレクサーンドル・ニコラーイェヴィチ・スローニンことナカムリャーコフであります。まあ、メルンコヴィツェ meruňkovice(あんずの実で作った蒸留酒)を所望しなかっただけまだましだったような気もします……(恥)。酒は羞恥心がそれなりにあることを一時的であれ忘れさせてくれます、良い意味でも悪い意味でも。
さて、最近は原稿書きの合間をぬって電脳いじりにも励んでおります。で、ThinkPad X30 に載せていた IDE HDD(SSDに換装するまで使っていたものです)をいろいろごにょごにょいじくり回しているうちに、ついつい酒の勢いでこんな画像をこさえてしまいました。このようなおバカなスクリーンショットを撮れるようにするための方法については、もしかすれば後日詳しく説明するかもしれません。X30 ならではの問題もあったりハマリ所がちょっとだけあってそれなりに楽しかったです。ですが、目下複数の原稿を書く作業やらネタ本を読む作業やらが結構大変なので、電脳与太話をいろいろと書き散らせるのは某国に無事辿り着いてからになるかもしれません。
追記: 結局 NetBSD をデスクトップ環境用に整備する作業は中止しました。システムの構築は非常に楽だったのですが(昔 Plamo Linux を使っていた頃と同様に /etc 以下のファイルを vi でいじくり回すだけなので別に苦にはならなかったです。と申しますか、Slackware の系列を引くディストロが /etc 周りを BSD の rc.* に似せて作っているのですから、/etc 以下の rc.* を手でしこしこと設定することに抵抗がなかったのも当然と言えば当然です)、まともに使えるデスクトップ環境をこさえようとした際に次から次へとしょーもないトラブルに見舞われてしまいました。目下複数の原稿を抱えていたり某国へ逝くための準備があったりで、原因の切り分けを丁寧に行い得る精神的な余裕などまったくありません。そのため、これ以上深入りする訳にもゆきません。なので、某国での生活に慣れてから勉強の息抜きを兼ねてマターリと遊ぶことにします。
というわけで、某国での本番デスクトップ OS はうぶんちゅもといウブントゥ(Ubuntu)にします。どんどん易きに流れていますよ、ええ (´Д`)y−┛~~~ Plamo を使っていた時などは原稿を本気で書く際には X を起動させることなく jfbterm と GNU screen と Emacs を組み合わせてひたすら真っ黒なコンソール画面でテキストをがりがりと書いていましたが、最近では GUI 環境でしか仕事をしなくなってしまいますた orz
わたしが x86 系の PC で動く UNIX クローンにどっぷりはまるようになったそもそものきっかけは、Windows 上で Meadow と LaTeX それから cygwin を使い始めたことや、チェコ留学中に今は亡き RedHat Linux をいじくり出したことに求められるかもしれません。修論執筆の際には普通に M$ Office を使っていましたが、あまりの安定性の低さや動作の緩慢さに不自由な思いをさせられました。そんなわけで、博士課程に入ってから Emacs と LaTeX の独学を始めました。チェコでは、ほんの出来心から Linux に手を出し始めました。Linux 上だと Emacs が Windows 上で動かしていた Meadow よりも軽快に動作することに感動しました。たまたま RedHat の CD-ROM を入手できたのでノート PC の HDD にインストールしてみたのですが、日本語環境がほとんど整っていませんでした。そのため、ウェブ上で情報を収集して自力で vi などを用いて設定ファイルを手で書き直したりソースを大量にコンパイルしたりカーネルをリコンパイルしたりすることが当たり前という状態になりました。帰国後は PlamoLinux を数年間使ったのちに Debian へ移行し、最近ではみなさまご存じの通りノート PC へは xubuntu をインストールして出先で普通に使っています。チェコで赤帽をいじくり回していた頃のことを思うと、Linux ディストリビューションも本当に使いやすくなりました。そう言えば、カーネルのリコンパイルも最近では全然していません。Windows はどうするの――という質問をされてしまいそうですが、どうしても必要になった時は ubuntu 上で virtualbox や qemu などのエミュレータを使って動かします。
さらに追記: 先日、とあるつてで新品同様の中古 ThinkPad T400 を破格の安値で入手できることになったので、このノートを某国での本番マシンということにします。せっかく Core2 Duo を載せている上にメモリも4GBも積まれているのですから、普通にうぶんちゅの32ビット版を入れるのではイマイチです。同じうぶんちゅをインストールするのでも、64ビット版を入れてヴァリヴァリ働かせてやらないともったいないかと思います(我ながら貧乏性ですね、まったく……)。となると、例によって TeX 一式のコンパイルあたりで豪快にコケそうな悪寒がします。なにせ相手はトラブルメーカーの TeX ですし (^_^;)
さらにさらに追記: というわけで、T400 にうぶんちゅの amd64 版をインストールしました。非常に快適です。ちょっとしたハマりどころもありましたが、それについてはまた後日。それはともかく、紙とハンコの世界に生きる木ッ端役人どもはどこの国の人間であれ大嫌いです……。いつものことながら、あまりに煩瑣な物言いや何が言いたいのかすぐには理解できないような玉虫色の表現を見ると、泣きたくなります。
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