Доброе утро、 偽ロシア人テンプラ学生兼ヘナチョコ英語講師――そして、テンプラを廃業したのちには、単なる「地下室人」兼ヘナチョコ英語講師になる可能性が非常に高い――アレクサーンドル・ニコラーイェヴィチ・スローニンことナカムリャーコフであります。論文に流し込む文章をガシガシと組み上げてゆく際には、ソウル・フラワー・ユニオンのアルバムやキリル・コンドラシンがモスクワ・フィルを指揮して録音したショスタコーヴィチの交響曲第4番や第8番や第10番、あるいは法外な超絶技巧が要求されるアルカンのピアノ曲の ogg vorbis ファイルをひたすら爆音で鳴らし続けるというかなりアレゲな日々が続いております。そんなわけで、当無礼ログの左下にある last.fm の flash アプリでソウル・フラワー・ユニオンやショスタコーヴィチやアルカンの作品名が表示されている時には、奴めどうせ誰も読みもしないのに目の色を変えて馬鹿みたいに読み辛い欧文直訳体丸出しの饒舌極まりない悪文をドス黒い執念と怨念とやらをたっぷりと込めてあたふたと書き散らしているのだろうなケケケケケ――という風に大声でせせら笑って下さっても、当方としては別に構いません。
ところで、今でこそチェコ音楽の専門家という顔を公に見せてはいますが、ソウル・フラワー・ユニオンの名曲《見世物小屋より愛を込めて》の副題よろしく「ピアノオタクの秘かな愉しみ」に一日中耽りたくなる時もよくあります。ピアノオタクはとっくの昔に廃業したとしばしば公言しているものの、実際は相も変わらず馬鹿なピアノオタクであり続けております。世間でもてはやされている無知蒙昧な自称ピアニスト――あえて名前は出しません――のかったるい演奏を耳にすると怒りを禁じ得ませんし、然るべき速度で弾かれていない演奏や曲の構造が見えて来ないような演奏を聴くと虫酸が走ります。それとは反対に、リストの《半音階的大ギャロップ》や《ノルマの回想》や《ドン・ジョヴァンニの回想》などのおバカな作品の大爆演などを聴かされると、心がわくわくしない訳にはゆきません(数年前に某室内楽専用ホールで北住淳(あつし)さんが《ノルマの回想》を眼鏡を豪快に吹っ飛ばしつつも最後まで一気に弾き進まれた名演を聴いた時には、心底びっくりしましたし腰が抜けそうになりました。一生の思い出です)。学部生の頃には、リスト、アルカン、ゴドフスキ、ブゾーニ、シマノフスキ、メトネル、ソラブジ、スティーヴンソンといった、かなりアレゲな作曲家がものした「秘曲」に弾けもしないのに次から次へと手を出してゆくという、超絶技巧ピアノオタクの定番コースを「履修」していたという状態でした。しまいには、知人らと共謀してソラブジ・アーカイヴにソラブジの楽譜を注文するに至りました。今となっては笑い話ではありますが、学部生の頃にはドイツ・グラモフォンが出している音源が手元には一枚もない一方で(黄色いレーベルの音源は、大学院に入院してからいやでも爆発的に増えました。念のため)、ピアノオタク御用達レーベルである Altarus の CD が日に日に増殖してゆきました。まだネットもなかった頃なので、入手することに血道を上げるのみならず、入手することそれ自体が目的になっていた時期もありました。
そんな訳で、先日笠寺観音の副住職氏から、ソラブジの《100の超絶技巧練習曲 100 Transcendental Studies》の2枚目の音源がようやく発売されたという知らせを聞いて、《私一人で奏でる協奏曲 Concerto per suonare da me solo》(訳はこんな感じで良いのでしょうか?)の音源とともにすぐさま某 HMV のオンラインショップでポチってしまいました。以下は、聴いてみての感想ならびに与太話いろいろです。
最近のコメント