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2015年1月

2015年1月25日 (日)

演奏会のお知らせ

ようやく企画が本決まりになったので、わたしが構成もしくは黒子あるいは黒幕役を仰せつかったコンサートの宣伝をしようと思います。あいにく関西ではなく東京での催し物なので会場までの旅費がかなりかかってしまうのがとても残念ではあるのですが、もしもお時間とお財布に少しでも余裕があれば、是非ともご来聴下さいませ。
手前味噌ではありますが、民謡編曲ものについては大半が日本初演になるかと思いますし、この機会を逃がすといつ生演奏で聴けるかはまったく分からないというきわめてレアな名曲を揃えてゆくつもりです。(以下は、上記ウェブサイトからコピー・ペーストしたついでにこちらが適宜コメントを付け加えたものです。ご笑覧下さい。
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東京春祭ディスカヴァリー・シリーズ vol.2
ヤナーチェク ないしょの手紙
プログラム詳細
■日時・会場
3.28 [土] 15:00開演(14:30開場)
上野学園 石橋メモリアルホール
■出演
ソプラノ:小林史子
ピアノ:姫野真紀(民謡編曲ならびにオペラからの抜粋)
ピアノ:寺嶋陸也(ピアノ独奏曲)
お話・企画構成:中村 真
■曲目
ヤナーチェク:
  主題と変奏 《ズデンカ変奏曲》
  歌で辿るフクヴァルディ民俗詩より
  歌で辿るモラヴィア民俗詩 より
  歌劇「イェヌーファ」より コステルニチカのアリア
  歌劇「マクロプロス家の事」より マクロプロスのフィナーレ
 草かげの小径にて より
 霧の中で
 弦楽四重奏曲 第2番 《ないしょの手紙》
/他
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2015年1月 8日 (木)

快食快便快眠に感謝

年末年始にかけて休みはあったものの、朝から晩まで働きづめで寝不足が解消できずに心身ともに疲れ切ってしまっていた。そのため、知的生産にまったく従事できないばかりか、気もどんどん滅入っていってしまい、どうしようもなくなってしまった。そこで、休みを利用して、あえて何も仕事らしい仕事をせずひたすら好きな食べ物と酒を思う存分摂って、寝床に寝転がって好きな本を読むことにした。そのおかげで、二日連続半日近く熟睡できた上に、すがすがしい気持ちになれた。寝床で本を読み始めたものだから途中で寝落ちして電気をつけっぱなしだったり、寝酒を飲み残していたりというもったいないことになったのだが、まあそれもたまには良しだ(飲みさしのお酒は、蒸しパンを作るのに再利用した。うまかったので良しとする)。しっかりと食べてしっかりと寝て排泄すべきものをきちんと排泄できるようにするーーこれほどの下部構造の整備はなかろう。というわけで、上部構造においても頑張ることとしよう。

2015年1月 2日 (金)

中学入試で外国語の試験をする必要はない

この記事を読んで、ひたすら呆れた。ああいうバカなことはやめておけの一言しかない。どうせ三流以下の再読にたえない幼稚な駄文に穴をぼこぼこ空けた代物に適当な語句を埋めさせたり、この文章と合致する選択肢はどれですかという類の、大学入試や高校入試で盛んに行われている宝探しゲームになるのがオチだろうし、そんなものが高速で解けることと語学ができるーーつまり、まともな内容の文章を読めたり、読み上げられたものを聴けたり、あるいは自前で筋道立った内容を持った文章を書けたり、あるいは発話行為を行えたりするようになるーーこととは何の関係もない。摩天楼よりも高い偏差値を誇る有名大学に合格できてもまともに英語を読めたり書けたり話せたり聴けたりしないという話は跡を絶たないわけだが、それは要するに宝探しゲームでハイスコアを叩き出すための技術を習得することに腐心する一方で、言葉を能動的に使えるようにするためのガチンコ勝負の基礎訓練を回避したり、あるいは怠って来た結果に過ぎない。こうした情けない事例を脳科学還元主義(?)を経由して日本人には語学の習得能力が低いなどといった一般的な結論に落とし込むことは、根本的に間違っている(この種の救いようのない駄弁もまた跡を絶たないわけだが……)。斎藤兆史氏の『英語達人列伝』を読んでみれば、そんな寝言など簡単に粉砕される(貴殿は19世紀の中東欧の人間ですかと言いたくなるような、氏の能天気なまでの言語ナショナリズムには大いに問題ありだと考えずにはおれないのだが、それはここでわたしが論じていることがらとは別の問題に属するのでここでは不問に附することとする)。中学入試で蟹文字を利用した下劣な宝探しゲームを導入することで子どもにおかしな言語観を埋め込んでしまうぐらいだったら、彼らの大半にとっては母語である日本語(もちろん、日本語が母語でない者だったら、彼ら彼女らの母語について想定されたい)でどれだけ文章の論理を理解できたり、自前で構築性の高い文章をどの程度書けるかをテストした方がはるかにマシであると言わざるを得ない。自前で筋道立った考え方ができるように訓練しておかないと、何をやっても無駄だ。かりに外国語をいっちょこまえに「話せる」ようになったところで、せいぜいこの国に観光にやって来られた白人様の道案内やパーティのホストあるいはホステス役ぐらいしかできなかろう。それで良いと言うのだったら、どうぞご随意にとしか言いようがないが。それがいやだと思うのだったら、小手先の瑣末な技術論に淫するのではなく、そもそも言語を学ぶとはどういうことなのか、人を試験するとはどういうことなのかということを今一度真面目に考え直すべきであろう。このような根本的な問題を無視して無難に前例を踏襲し続けてゆくようだと、この国の未来は今以上に反知性主義に牛耳られた暗くてどうしようもないものになってゆくだろうと言わざるを得ない。

2015年1月 1日 (木)

新年の誓い

今年という今年こそは、博士論文の内容に基づいた本の原稿を脱稿します。もちろん大幅に改訂しますが、その際には読者のみなさんにあっと言わせるようなびっくり箱をいくつか用意するつもりです。いつ出版していただけるかは分かりませんが、原稿がなければ話は始まりません。というわけで、頑張ります。読んでいただけずに亡くなられてしまった方が、年々増えています。日常の雑事に流されるがままに本に関する仕事が何もできないで今年を終えてしまうと、去年まで以上に無念な思いにとらわれてしまいます。ですから、何が何でも広く世に問えるように気合いを入れて取り組んでゆきます。どうかお楽しみに。

きわめて傲岸不遜ながら、「原稿は燃えないのです」(ブルガーコフ『巨匠とマルガリータ』)という言葉を言い聞かせてゆきます。

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