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2015年9月

2015年9月30日 (水)

「宗主国へようこそ」

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-09-29/2015092901_02_1.html?_tptb=089

(上記記事の冒頭から引用)

【ニューヨーク=洞口昇幸】戦争法や日本の武器輸出などに反対して、ニューヨーク在住の日本人や米市民らが27日、同市内で、国連総会に出席する安倍晋三首相に抗議し、平和憲法を守れと声を上げました。

 「戦争法は米国製」「宗主国へようこそ、お土産は戦争法制」と安倍政権の米国いいなりを皮肉るプラカードを掲げ、「集団的自衛権はいらない! 民主主義ってなんだ! これだ!」とシュプレヒコール。「ウィ・シャル・オーバーカム」を合唱しました。

(引用終わり)

「戦争法は米国製」や「宗主国へようこそ、お土産は戦争法制」という皮肉に満ちたプラカードを初めて見た時には、正直大笑いしてしまいました。ですが、最近の本朝においては物事の正邪を発言者の言動における表面的な品の良し悪しに関する印象批評にすりかえることによって、先日強行採決された「戦争下請法案」(福島瑞穂氏)に反対する見解を冷笑することを良しとする手合いが大手を振って歩いてしまっています。そうした冷笑家や小児右翼どもがこれを見た際には、きっと腱反射運動よろしく大量の駄弁をネット上に垂れ流していたことでしょう。

それはそうと、皮肉として発せられた言葉をきちんと「皮肉」として理解できて笑ったり、もしくはそうした言葉を嫌だと思えばその旨を相手に感情的な物言いではなくきちんとした論理的な言葉でもって表明できるだけの知的水準を具えた人間を恒常的に生み出してゆくためにも教育は必要だとつねづね思っているのですが、悲しいかな本朝では「教育」と言えば単なる立身出世や目先の金儲けのための道具としてしか見做されていないでしょうから、そこを何とか直してゆかないと1億年経とうが2億年経とうが現状維持ということになるでしょうし、小児右翼もまた永遠に生産され続けることにもなるでしょう(「小児右翼」という言葉は、ネトウヨを形容するためにある友人が考案したものです。実に言い得て妙なので、わたしも勝手に使わせてもらっています)。

2015年9月12日 (土)

【手巻き煙草】ガンドゥン・アロマ・オリジナル

2010年から2011年にかけてイギリスに滞在していた際には、公共施設はおろか飲食店でさえも全館禁煙になってしまっていた上に(パブや喫茶店でさえも吸えないって一体何なのだ……)、煙草にかかる税金がすさまじかった。ゴールデン・ヴァージニアなどの手巻き煙草だとマルボロなどの箱入りシガレットと比べるとお得感があったこともあって、イギリス滞在中にはひたすら手巻き煙草を吸っていた(手巻き煙草は、チェコ長期留学中に覚えた)。そうは言っても、一か月の煙草銭を計算してみるとそれなりの価格になったし、先ほど述べたように煙草を吸う場所を見付けるだけでも難儀した。しかも、住んでいたアパートではものすごい嫌煙家がいるので裏庭では吸うなと不動産屋からも釘を刺されていたので、携帯灰皿を持って表で吸わざるを得なかった。そんなわけで、『禁煙セラピー』を地元の書店で購って煙草をくゆらしつつ熟読した末に、きっぱりと禁煙した。それまでにも何度となく禁煙をしてはまた吸い始めるということを繰り返して来たので、『禁煙セラピー』の威力にはひたすら驚いた。禁煙を始めたばかりの頃はちょうど真冬だったこともあって、ひどく憂鬱な気持ちになったり一日中眠かったのが辛かったりしたのだが、一月も我慢すれば煙草がなくとも平気な状態になった。

だがしかし、イギリスではきれいさっぱり禁煙しおおせたにもかかわらず、帰国したばかりにある研究会での酒席の場で周囲の連中がうまそうに紫煙をくゆらしているさまを目の当たりにして、朝まで議論していた相手にひたすら煙草をせびりまくったのが運の尽きだった。せっかく1年近く禁煙できていたというのに、次の日には煙草屋でシガレットを何箱も買っていた。それからは坂道を転がり落ちるかのように、いろいろなシガレットを吸い倒した。だが、日本でも煙草にかけられる税金がどんどん高くなっていったこともあって、ショートピースやロングピースのような強い銘柄にしようと、はたまたヴァージニア・スリム・メンソールのようなお洒落で軽い目の銘柄にしようと(やはり寄る年波には勝てないということか、ピースをいつも吸うという訳にもゆかなくなってしまったので、日本に帰国してからはもっぱらヴァージニア・スリム・メンソールを吸っていた)、煙草銭が馬鹿にならなくなってしまった。

チェコやイギリスだと、手巻き煙草は煙草を扱っている店だとたいていのところで買えたので、手巻き煙草を入手するのにまったく困らなかった。だが、日本だと今も昔もそうはゆかない。そうは言っても、やはり煙草銭が馬鹿にならない。そのため、昔よくお世話になっていた豊中のシリウスタバコで手巻き煙草をまた買うことにした。チェコやイギリスにいた時にも店頭に並んでいた銘柄の種類はせいぜい10種類あったかなかったかという程度だったので(いわゆる専門店に行っても似たようなものだった。たくさん置かれていたのはパイプ用の銘柄や葉巻だった)、シリウスタバコに久方振りに行った際にはひたすら驚いた。手巻きタバコだけで数十種類もの銘柄が所狭しと並べられていたのだから。

最初のうちはイギリスでも吸っていたゴールデン・ヴァージニアをひたすら買っていたのだが、たまには毛色の違うものにも手を出してみようということで戸棚を物色していると、インドネシアの手巻き煙草がいろいろとあることに気付いた。その中でも特に目を引いたパッケージが、カエルの絵をあしらったガンドゥンシリーズだった。学生の頃にはガラムを好んで吸っていたこともあって、緑茶とバニラとカカオエキスで着香したというガンドゥン・アロマ・オリジナルを買ってみた。パウチを開けてみると、緑茶の香りはわたしの鼻には感じられなかったものの、バニラの甘い香りと何かのハーブを思わせるような不思議な香りがしてきた。どのような葉を使っているのかはよく分からなかった。付属の巻紙で葉っぱを巻いて吸ってみると、巻紙の甘味と独特な苦味との絡み方が絶妙だった。煙の香りも実に良かったこともあって、あっという間にガンドゥンが普段吸いの銘柄になった。わたしは自室で煙草を吸う際にはベランダでしか吸わないことにしているのであまり気付かなかったのだが(賃貸物件に住んでいるので壁紙を汚したくないということもあるし、それ以前に部屋に煙草の匂いを充満させたくはないからだ)煙草を吸わない人にとってはかなり癖のある香りらしく、ある居酒屋で吸っていると店員さんからガラムのような匂いが欝陶しいので他の普通の銘柄を吸ってくれと言われてしまったこともある。ああ言われた時には正直あまり良い気持ちにはならなかったのだが、やはり飲食店ではガンドゥンシリーズを吸うのは控えた方が良いかもしれない。ただ、お店の人にガラムのような香りだと言われたことは、いわゆる「タバコ臭い」匂いとは認識されなかったということだから、その点でありがたいとは思った。わたしはシガレットの巻紙が焼けるあの臭いが大嫌いなので、こだまに乗る時には禁煙車に乗ることにしているほどだ。

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