« 「宗主国へようこそ」 | トップページ | くたばった際には、どこへ蔵書の寄贈していただくべきか »

2015年10月 1日 (木)

「孤独死」という概念の胡散臭さ

わたしは人並みのコミュニケーション・スキルや甲斐性などには残念ながら恵まれていないので十中八九誰かと結婚したり同棲したり、あるいはある種のシェアハウスなどで誰かと共同生活を行ったりすることも一切なく一人で人生を静かに終えることになると予想していますし、今置かれている経済的な状態その他から考えると世間で言われているところの「孤独死」をしてしまうことがほぼ確定しています。ですから、仕事や約束事に穴を空けてしまったり、あるいは液状化無縁仏やそれを通り越して白骨死体になって周囲に迷惑をかけまくることによってようやく死んだことがまわりに知られることになると思います。だからこそというわけでもありませんが、このブログで言われていることに同意せずにはおれません。人は誰でも遅かれ早かれ死ぬ定めにあるというのに、なぜ死をことさらタブー視したがるのか、それから死ぬ時にはパートナーがいようといまいが、また誰かを巻き添えにしようがしまいが結局のところ人は一人で死んでゆくものですから、なぜ「孤独死」する人を悪者呼ばわりしなければならないのでしょうか。この方の文章にも触れられていましたが、近くで孤独死した人が出たというだけで引越すという人も少なからずいるとのことです。もしかして、こういう人たちは、自分たちだったら良い香りを周囲に漂わせる素敵で美しい遺体を残して美しい生を美しくまっとうできるとでも確信されているのでしょうか。いずれにせよ、「孤独死」という概念は、わたしには実に胡散臭いものに思えて仕方ありません。

« 「宗主国へようこそ」 | トップページ | くたばった際には、どこへ蔵書の寄贈していただくべきか »

心と体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/104396/61845363

この記事へのトラックバック一覧です: 「孤独死」という概念の胡散臭さ:

« 「宗主国へようこそ」 | トップページ | くたばった際には、どこへ蔵書の寄贈していただくべきか »

別宅

  • 別宅
    別宅です。こちらでは画像やら他の方のブログを紹介したりしています。

お友達

  • 髙橋早紀子さん
    名古屋を拠点に活躍されているピアニストのサイトです。目から鱗のとても素敵な演奏をされます。
  • ヒラヤマ氏
    チェコ共和国の第二の都市であるブルノ市に非営利法人の「ブルノ日本センター」を昨年設立され、同センターにて精力的に日本語を教えておられます。昔から学生にとても人気がある方です。ブルノに留学していた頃も今も、いろいろと大変お世話になっています。昨年秋には、ここで講演をする機会がいただきました。重ね重ね、ありがとうございました m(_ _)m
  • はるさん
    学部の頃に入っていたピアノサークルの先輩です。山のように積まれた珍しいピアノ曲の楽譜や、とことんチューンナップされたオーディオ機器の一群には、いつものことながら圧倒されてしまいます。ピアノ音楽の他にも、日本画や香道にもたいへんお詳しい方です。

ニュースサイト

  • 沖縄タイムス - 最新ニュース
    日本語で書かれた新聞の中で読むに値する数少ない新聞の一つです。
  • 東京新聞 (TOKYO Web)
    沖縄タイムスと同様に、日本語で書かれた新聞の中でもまともに読むに値する数少ない新聞の一つです。
  • プラウダ
    泣く子も黙る『プラウダ』のサイトです。
  • スラッシュドット・ジャパン: アレゲなニュースと雑談サイト
    まあ、Linux や Free BSD などの PC-UNIX を日常的に使っているのでしたら、たまには覗いておきましょう。
  • イズヴェスチヤ
    みなさまご存じのロシアの新聞のウェブサイトです。
  • Аргументы и Факты(論拠と真実)
    ロシアの有名な週刊誌のオンライン版です。昔から結構よく読んでいました。
  • Spiegel ONLINE
    ドイツ語の「アクティベーション」作業を始めました――というわけで、ここのサイトも巡回し始めました。
  • SME online
    スロヴァキアで最もよく読まれている新聞のウェブ版です。
  • Reuters
    まあ、英語圏のバイアスが強烈に入っているとは言え、ニュースソースの基本ということでいちおう入れておきます。日本の新聞の腑抜けた国際欄を読む暇があるのなら、各国の新聞サイトを巡回した方がはるかにましです。日本国内で日本語しか知らない状態では絶対に掴めないような情報を得ることができるという意味においても、外国語を学ぶ意義は大いにあるはずです。
  • musicologica.cz
    チェコの芸術音楽や音楽学の情報に関するポータルサイトのようなものです。ブルノで知り合ったチェコ人の友人が一枚かんでいるようです。

時計

  • ※この時計の時刻は、閲覧しているパソコンのものであり、必ずしも正確な時間とは限りません